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言葉を伝えるためにデザインがある

DATE . 2024.03.02

Category : ブランディングデザイン

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

小売業からデザインの道へ進み、3度の起業を経て、現在はブランディングを軸に中小企業の支援を行う。WEBを活用したマーケティングが好き。根拠はないが"招き猫体質"らしい(笑)

言葉を伝えるためにデザインがある

僕は、何を隠そう、ここ1か月ほどデザイナーとしてスランプに陥っていました。
そもそものきっかけは、特定のサイトのデザインを手がけていた時のことです。

どう作っても納得がいかず、作成と中止を繰り返していました。
それからというもの、スランプに陥ってしまいました。

しかし、今日、そのスランプの原因がはっきりと分かりました。

その原因とは、「文章があらかじめ用意されていなかったこと」でした。

「えっ? 文章がなければデザインを作成できないの?」と思われる方も少なくないでしょう。

厳密に言えば、文章がなくても「それなり」のデザインは作れますが、
「らしさ」を出すためのデザインを作ることが難しいのです。

デザインの要素には「写真」「文章」「色」「イラスト」などがあります。
これらの組み合わせでデザインは完成します。

これらの要素はすべて重要な役割を持っていますが、最も重要な要素は「文章」です。

写真、色、イラストもすべて「文章」によって影響を受けます。

例えば、「優しい人になりたい」という文章を写真で表現しようとする場合、優しさが伝わる写真を選び、
色に関しては癒しを感じさせるグリーン系などを選ぶように、文章によって変化します。

それもそのはずです。伝えたい内容をより伝わりやすくするのがデザインの目的です。

伝えたい内容は文章にあり、その内容を伝わりやすくする手段に「写真」「イラスト」「色」があるわけです。

伝えたいことが不明瞭であれば、どの手段をどう使うかも極めて不明瞭になります。

10年以上の経験を持つデザイナーの僕が、こんなことを言うのは恥ずかしいことですが、
文章なしにデザインを作ることは非効率です!
「とりあえずデザイン作ってください」の前に、まずは文章を用意したほうがベストです。

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