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経営者視点になれ!なんて無理!

DATE . 2024.03.06

Category : 経営戦略 / 経営者の仕事

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

小売業からデザインの道へ進み、3度の起業を経て、現在はブランディングを軸に中小企業の支援を行う。WEBを活用したマーケティングが好き。根拠はないが"招き猫体質"らしい(笑)

経営者視点になれ!なんて無理!

「経営者の目線で考えて」という言葉を使うこと自体、僕はもうしません。

社員さんたちに経営者のように思考することを強いるのは、ちょっと無理があると思っています。
もちろん、これはあくまで僕の一意見です。
各社の文化や状況によっては、経営者の視点を社員にも持ってもらいたい、という場合もあるでしょう。

さて、「経営者視点」と言われても、その具体的な意味は?って話ですよね。
経営者の視点って、「視点」「視野」「視座」の三つの要素から成り立っていると思うんです。
売上と利益、スタッフは売上に目が行くけど、経営者は利益のことを考えてる。
これって経営者ならではの考え方ですよね。

そして視野。
スタッフは今この瞬間やせいぜい近い未来のことしか見ていないけど、経営者はもっと先の未来を見据えています。
視座に至っては、問題の一点だけではなく、いろんな角度から物事を捉えて判断すること。

でも、これら経営者のような思考は、普通の社員にはなかなか難しい。
自分自身を振り返っても、社員時代に「経営者視点」なんて微塵も持ってなかったんですから。
そもそも「リスク」を背負ってないと、経営者の視点って持つ必要がないんですよね。

だから、「経営者視点を持て」と社員に求めるよりは、
経営者自身がリスクを受け入れる覚悟で、その責任を全うする。
それが経営者の役割なんじゃないかなって。みなさんは、どう感じますか?

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