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北欧の暮らし道具店が秀悦な話

DATE . 2024.01.25

UPDATE DATE . 2024.02.25

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

小売業からデザインの道へ進み、3度の起業を経て、現在はブランディングを軸に中小企業の支援を行う。WEBを活用したマーケティングが好き。根拠はないが"招き猫体質"らしい(笑)

北欧の暮らし道具店が秀悦な話

今日は「北欧の暮らし道具店が素晴らしい理由」というテーマでお話ししたいと思います。

おそらく多くの方がご存じかと思いますが、クラシコムが運営する北欧雑貨のECサイトの話です。
クライアントと話す際にも、このECサイトが話題に上がることがあります。

このサイトの最大の特徴はそのコンテンツ力です。
ECサイトが単なる商品の購入場所ではなく、まるで雑誌を読んでいるかのような
魅力的な記事で満たされたメディアになっています。

約6-7年前、「コンテンツマーケティング」という概念が広まりました。
これは、ユーザーに役立つ情報を提供し、潜在的な見込み客を獲得するマーケティング手法です。

この手法の先駆けとも言えるのが「北欧の暮らし道具店」です。
売上は年々上昇し、最近では上場も果たしました。

特に印象的なのは、そのブランディング手法です。
ミッションは「フィットする暮らし、つくろう。」としており、顧客とライフスタイルで繋がるプラットフォームを提供しています。

具体的には、ECサイトだけでなく、アプリやSNS、動画、音声など様々なチャネルを通じて、
顧客の暮らしにフィットする情報を提供しています。

この一貫した世界観を表現したブランド作りは本当に見事です。
例えば、アプリのタグライン「日常の中に、ひとさじの非日常を」は、ブランドの独自性を表しています。

僕も以前このサイトから商品を購入しましたが、商品が届いた時の箱を開けた瞬間の感動は忘れられません。
細部にわたる「ていねいさ」が、ブランドの世界観を感じさせてくれました。

コンセプトから体験に至るまで、ブランドらしさが一貫して表れています。
その結果、エンゲージメントが非常に高く、リピーターも多く、メルマガの開封率も驚異的です。

愛されるブランドになることで、高い利益率に繋がっており、定価消化率が99.5%にも達しています。
これは、愛されるブランド作りが利益向上に繋がる素晴らしい例です。

雑貨は生活必需品ではありませんが、暮らしの豊かさや心の豊かさをもたらしてくれます。

これからも「北欧の暮らし道具店」のブランディングに注目していきたいと思います。

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